フリーランス医師はNIPWをコントロールしやすい

フリーランス医師の作り方

私が好きな『お金の外来』ブログにて、先日紹介されていたNIPWという概念。

これは、 ラス先生が独自に提唱していらっしゃる概念なのですが…非常に面白く有益な概念であるため今回を紹介させて頂きます。

また、フリーランス医師がNIPWを最大化するための方法についても考えてみました。

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NIPWについて考える

① NIPWとは

NIPWとは、【Net Income Per Works】の略語で、【労働時間あたりの手残り収入】という意味合いになります。

・ 労働時間
・ 給料総額
・ 税金総額(+社会保障費総額)

の3つで構成され、
NIPW=(給与総額−税金総額)/(労働時間)
という式で算出されます。

年収による所得税率の変化や時間外労働の単価が変動要素となるため、所得税率が23%と33%、または33%と40%をまたぐラインの人は、NIPWを最適化する際には注意を要するかもしれません。

② NIPWを高めるには?

これはシンプルに考えればOKです♪

・ 労働時間を短縮する
・ 給料総額を上げる
・ 税金総額を下げる

つまり、自身の給与時間単価を上げつつ節税を心がけ、更には(時間を使わずともお金が生み出せるような)サイドビジネスを行うということを目指せば良いのです。

常勤であれば時間外の給与単価を確認して、その歩合が悪ければできるだけ残業をしないことを心がけるべきですし、時間外勤務に上限があればそれを超えないよう努力しなくてはなりません。

アルバイトをするのであればなるべく割の良いものを選ぶべきですし、法人設立や個人事業主になることで経費を投入して節税をするということも一つの方法ですね。

フリーランス医師がNIPWを向上させるために

① 給与時間単価を意識する

産科を除いた一般の科目では、時間単価は【日勤>当直】となりますので…日勤を中心に勤務を行い、余暇時間は他のことに集中するべきと思います。また、当直をするならばできる限り寝当直に近いものを選んだほうが良いですね。

また、自分の価値を高めることでベースの給与をアップさせることはもちろん有効ですし、手術や手技を含む勤務の場合にはインセンティブ契約を結ぶことで、更に時間単価を上げることができます。

通勤に長距離の移動を要する場合には、移動時間を含めた時間単価を算出するべきです。また、移動の際には自家用車ではなく電車や飛行機を使用することで、移動時間を自己研鑽やサイドビジネスのために使えるような環境を作ることも大切となります。

② 契約にて時間外勤務の条件をはっきりさせる

非常勤医のメリットは「定時で上がれる」という事ではありますが、外来にしても手術・手技の勤務にしても、周囲の状況を無視して帰るというわけにはいきませんよね!?

そういった事態になってもNIPWが過度に下がることを防ぐために、勤務契約を結ぶ際、超過勤務の労働条件を明記しておくというのは一つの手です。

なんて書きつつ、自分はインセンティブや基本給、施設外勤務の融通などで、勤務先には本当に良くしてもらっているので…そこはサビ残をしてしまっているのですが(笑)

③ 税金&社会保障費の圧縮

まず基本なのは、マイクロ法人や個人事業主として活動することで経費を発生させ、収入を圧縮して所得税を軽減するということです。また、小規模企業共済を活用することもマストですね。

また、フリーランスで勤務先がばらけており、週20時間をどこの勤務先でも超えないという状況であれば…マイクロ法人の社会保険に加入することで社会保険料や介護保険料、年金積立額といった部分をかなり圧縮できます。

一方個人では、ふるさと納税や確定拠出年金を用いて所得税の控除額を上げるというのが基本的な方法となりますので、コチラも忘れずに。

④サイドビジネスの構築

余暇時間や休眠時間において、自分が労働をしなくともお金を生み出すようなサイドビジネスができると、NIPWは劇的に上昇します。

サイドビジネスの立ち上げは非常に難しく、私自身はまだ5〜6万円/月程度の収入しか得られていませんが、不動産賃貸(投資)業は比較的ハードルが低いため、市況によっては検討をする価値があるでしょう。

もちろん、物件自体の価値や融資条件が最も重要ですので、そこの見極めは必要となりますが。。。私自身は現在、総融資額の1.5%強を法人のキャッシュフローとして得られているので、それに費やした時間や業務に対する費用対効果は満足のいくレベルとなっています。

まとめ『お金の外来』ブログにて、ていしょうされていたNIPWという概念を紹介し提唱

フリーランス医師は雇用条件や労働環境をモディファイしやすい立場であることを利用して、NIPWを効率的に高めることが可能です

 

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